魍魎の匣 第十話「鬼の事」

京極堂役に平田広明さんが選ばれた理由がわかったような気がしました。禹歩をする場面で声が変わりましたね。あの場面はめちゃくちゃ決まってました。




しかし、この回には納得ができない。こんなセリフがありました。



「魍魎はきんきを嫌うといわれている」





はぁ? 魍魎は近畿を嫌う? そりゃ大阪民国を嫌うのはわからないではないが*1、なんで魍魎が日本の一地方を嫌わにゃならんの? と思いました。で、ピンときたんですが




「魍魎は金気を嫌う」





のセリフなんですね。五行説の金は「こん」って読むんですよ! 木火土金水は「もっかどごんすい」ですから。だからどう考えても金気は「こんき」と読まれるべきだと思うのですが。もっとも、原作には振り仮名が振られていなかったので*2、実は「きんき」で正しいのかもしれませんが。でも……ないよな。大穴で「近畿」とのダブルミーニングを狙って? でも魍魎は陰陽師に祓われるような妖怪じゃないって言ってるんだから、畿内周辺である近畿を嫌う理由はないです。






というわけであれは恥ずかしい間違いじゃないかと思います。今からでもDVDに向けて収録しなおすべき。

*1:大阪の人、気分を悪くしたらすみません。これは野球chのノリです

*2:すぐそばに「もくかどこんすい」の振り仮名はあり