茉崎ミユキ / 数学ガール ゲーデルの不完全性定理 1巻
数学ガール ゲーデルの不完全性定理1 (MFコミックス アライブシリーズ)
- 作者: 茉崎ミユキ,結城浩
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2011/04/23
- メディア: コミック
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「数学ガール」とタイトルのつく作品は、これが初めてです。理由は、絵ですね。だって漫画じゃなきゃ読む気しないしぃー。他の作品は絵が受け付けないしぃー。
で、感想は……まず数学部分が全然面白くないなぁ。「数学ガール」というタイトルでこれはいかがなものか。
そして、冒頭で不完全性定理に触れたっきり、なぜ今その話をしているのか、が全く分からない。テーマがテーマだから、数理論理学の話をするのは(多分)納得できるよ。でも、テーマそっちのけで分かったような話を延々続けられてもちっとも面白くない。
結局1巻の間は終始、不完全性定理を放りっぱなしなのもよくない。
数学部分が漫画にさっぱり溶け込んでないので、ストーリーとしての部分は割愛。読んでて訳が分かりません。
元が小説だからこの表現は違うのかもしれないけれど、「数学を漫画で面白く見せる」ということに関して全然うまくいっていない。これじゃあ全然薦められない。「Q.E.D.」のほうがよっぽど数学やってます。
3作品目だって言うしなぁ。この作品から読んじゃダメだったのかな。