リトルバスターズ! の感想を書こうと思う

クリアしたときの感想を、(覚えている限りで)書こうと思います。書かないまま終わらせるなんてできない!!



というわけで、一応ネタバレ回避に「続きを読む」記法を使ってみますので、見たくない方は、アドレスの日付部分を削ってください……。













  • シナリオ

そもそも、始めたのが9月で終わらせたのが4月ですから。最初にやった、クドシナリオや美魚シナリオのことは殆ど覚えてません。鈴1・来ヶ谷・小毬・葉留佳シナリオもねぇ。覚えているかと言われたらはいとは言えません。




だから、鈴2〜Refrainのことについて。鈴シナリオの二人の行動、そしてRefrainへの続き方はすごかったですね。そしてRefrainの鈴を見た衝撃と言ったら……。Refrainは、まさに物語の根幹でした。やはりこういう、複数シナリオが最後の一つのシナリオに繫がるという構成は素晴らしいですね。「何か起こったこと」が解き明かされる過程は、Ever17を思い出しました。いや、シナリオは似ても似つかないですが、何度ものプレイが最後のシナリオに繫がると言う意味で。


そして、結末についてですが、正直予想外でした。まさか、トゥルーエンドが完全なハッピーエンドだとは夢にも思ってませんでした。だから、病室で恭介の言葉に「いい」って本気で答えちゃいましたよ。理樹と鈴がそこまでできるとは、プレイヤーの側から見てもものすごいことだったと思います。これだけの物語を作ってくれた麻枝准氏には、感謝と言うほかないです。



  • キャラ

もう何から何まで恭介ですね……。恭介がかっこよすぎる。恭介のおかげで、緑川光が神格化されました。とりあえずキリがないのでそれだけ。



  • 音楽

最初は、今までと比べてパンチに欠けるかなぁ、と思っていたんですが、聴いているうちに思い入れが出てくるもんですね。今では以前の作品に引けをとらない出来の音楽だと思います。
好きな曲は「RING RING RING!」と「Song for friends」です。「RING RING RING!」は、イントロが好きです。テンポのはっきりしない始まりからめまぐるしく動くメロディーに、初めて聴いたときから心奪われた感じです。


「Song for friends」は、もう別格と言ってよい。あの、7/8拍子が好きで好きでたまらないです。プログレ好きは変拍子があると体が反応してしまうわけで、この曲も始めて聴いたときから、一拍足りないことに耳がひきつけられて止まりませんでした。その、7/8拍子のイントロは非常に美しいですね。ボーカル曲の方もインストゥルメンタルの方も好きですが、インストの方が音が高いから、綺麗さで言えばインストの方が上かもしれないと思います。でも、伴奏として低い音に移ったイントロも甲乙つけがたいものがあります。
サビの前のAメロ4フレーズ目は、6拍子→7拍子→8拍子という、変拍子好きにはたまらないテンポです。まあ、拍の総数は同じですが。ここは、ボーカル曲の方がはっきり拍子がわかっているとわかりやすいですね。
そしてサビは6拍子です。また、Cメロの低音の効いた複雑なメロディも聴き所だと思います。Ritaさんは音域が広いですね。
Ritaさんのボーカルと言ったら、「雨のち晴れ」も外せない曲です。特に、Cメロにあたる「人たちは〜」のところは素晴らしいです。








リトバスは、やってよかった・やりがいのあった構成でした。数々のミニゲームに、クリア回数による変化で、「ループの間で飽きさせない」ことを実現し、そして、最後にシナリオが一本に繫がる構成で「コンプリートさせる意欲と、意味、やりがい」を実現しているわけです。だから、これほどまで、「最後まで終わらせてよかった」と思えるんだと思います。ほんとに、よいシナリオでした。グラフィックも、ボイスも、音楽も、みんな素晴らしかったです。



あ、そうそう、野球のコンボは16まで続いたのが今まで3度くらいあるんですが、17にどうしても辿り着きません! 不思議だ……。