そのほかのパ・リーグ

東北楽天ゴールデンイーグルス、最下位脱出おめでとうございます! 楽天に関して、田中将大を抜きにして語るわけにはいきませんね。まあ防御率は振るわなかったんですが、高卒にしてローテーションを一年守り、奪三振ダルビッシュに14個差のリーグ2位。新人王は十中八九田中でしょう。
そのほか、投手のやりくりは大変だったようですが、小山伸一郎という絶対的守護神が育ったのは大きい。0点台ですよ、0点台。しかも、去年と今年のシーズン開始時に期待されながらダメだった選手の、3度目の正直というのが感動的。
打線は、山崎武司のまさかの大活躍、惜しくも首位打者を逃したリック。なんとか終盤復活したフェルナンデス、得点圏打率の必殺仕事人・高須洋介、3番に定着した草野大輔、ルーキーながら正捕手の嶋基宏と、来季は期待できそうです。野村監督最後のシーズンでAクラス入りは達成できるか?





西武は……まあ、こういう日もいつか来る、ということですよね。西口文也が春先だけの活躍だったのと、小野寺力がリリーフ失格になったのが僕の中で大きなニュースだったかな。
そんな中、涌井秀章の孤軍奮闘振りは凄かったです。9月になって失速したんですが、8月までの調子だったら、1980年の木田勇以来のシーズン22勝も視野に入る活躍でした。沢村賞の条件も、同じく全項目達成しそうだったんですが。


オリはいいとこなし。春はローズとラロッカ効果で凄かったんですが。投手陣があれでは。
というわけで来季注目の投手は、目指せ二桁・平野佳寿、シーズン途中から先発に定着した岸田護・金子千尋、あと、去年のおばけドロップが忘れられない中山慎也ということで。


ソフトバンクは、杉内俊哉の後半戦での大失速と、新垣渚のシーズン暴投大記録が印象に残ってます。