けんぷファー(1) / 築地俊彦

けんぷファー〈1〉 (MF文庫J)

けんぷファー〈1〉 (MF文庫J)

「朝、目が覚めたら美少女になっていた……」というTSフレーズに惹かれて買ってみました。だけど、読み終えた感想は
つまらない。





いや、全てがつまらないわけではなくて、冒頭の自分が女になってしまった事実をゆっくりと受け入れる部分は大変良かったんですよ。ここは文句ないんです。それと女Ver.*1になっても声が男のまま変わらないなんてのは面白いと思いますね。



でも、何で戦闘モノなんですか?
戦闘モノのスパイスに性転換を足したのか、性転換の理由付けを作るために戦闘モノにして、その結果戦闘モノに食われてしまったのかはわかりませんが、とにかく大部分を読み飛ばす羽目になってしまってきつかった。









そもそも、買う前から嫌な予感はしていたんですよ。この著者:築地俊彦というところに。この人の代表作って多分「まぶらほ」ですよね。僕はアレの第一巻を絵買い*2して死ぬほど後悔した経験があるので、コレも多分あんまり面白くないんだろうなー……とは予め思っていたんですがまさか当たるとは。普通、期待しないで読むと思ったより良く感じるもんなのにですよ。


とにかくつまらないしセンスを感じない。何でこの人売れてるんですかね? って、二冊もこの人の著作を買ってしまった僕が言うセリフではないかもしれない。
とにかく、僕の中ではっきりとしたことは、築地俊彦氏は地雷の代名詞と言うべき著者であるということ。




で、問題なのはこの人、ハヤテのごとく!のノベライズをやっちゃったりしてるわけですよ。ガガガ文庫の事を知ったときは注目したもんですが、名前見て買うのをやめました。本編があれだけ素晴らしい漫画*3だけに……黒歴史確定でいいんですよね!?

*1:女になったり男に戻ったりする

*2:まぶらほの挿絵は駒都えーじ

*3:http://d.hatena.ne.jp/tanabeebanat/ こちらのテキストを読むべき