ゾイド ジェネシス 第35話 『奇襲』

 今週はすごかった! 大満足!
 
 ルージが指揮を取ってディガルドの首都ディグを攻撃&バイオティラノ初登場、の回。
なんと、Aパート全てを戦略に充て、派手な戦闘シーン一つもなし。
(フェルミのサービスカットはあったけど)
この番組は日曜朝八時の番組で、プリキュアの裏番組であることなんか
全て忘れ去ったかのような潔さがかっこよかった。
 ルージが、32話で貰った最新の(ソラの?)地図を使って、積極的に作戦立案。
それに対して、キダ藩の重鎮であるダ・ジンの表情がまた微妙に描かれてました。
周囲のあまりのルージマンセー振りに戸惑いを隠せない様子。
ダ・ジンの中では、ラ・カンはあくまで自らキダ藩を建て直す為に戦ってほしいのに、
完全にルージを立てる立場に、しかも自ら進んでなっているのが不愉快なわけだ。
 陽動作戦だ何だ、ディグを落とす必要は無いだ何だ、もう子供置いてきぼり。
 
 そして、Bパートは一転して、リーオの武器を持つ主人公機たちのディグへの
攻撃を、スピード感溢れるアクションで描く!
朝日の中からレインボージャークとそれに運ばれるバンブリアンがやってきて、
ディグへ正面(空中)から突入、バンブリアン降下、着地のシーンは鳥肌が立ちました。
そしてそのまま、バンブリアンはもう大活躍。ここ何週、ほんとロンが目立ってる。
 バイオティラノはちょっと強すぎて、RPGでいうとレベル低いままラスボスに挑んだイメージだったね。
それでも、ムゲンライガーならもう少しで戦える、という絶妙なバランスを見られたのがまた良い。
しかし、セイジュウロウ師匠にはもう少し最強のゾイド乗りとしての力を見せてほしかった。
最近ますます影が薄くなってきてるから……。
 大量のバイオゾイドに追われる七人の行く先には、ブラストルタイガーに乗るティ・ゼ!
「ルージ、見ていろ、これがサーミック・バーストだ!」というなり、
バイオゾイドたちに全弾射撃。射撃というか、曲がるレーザーだな、これ。
しかし強過ぎる。地面が融けてマグマになって飲み込まれるバイオゾイド
なんか効果音の地味さも手伝ってルージに軽く流されたけど、とんでもない技でした。
ガボールサーミック使ってくれないかな。
 
 ソラノヒトの女王様みたいな人出現。しかし、名前がキャストに無い。まだ発表してないのかな?
2chアニメ板のゾイドジェネシススレによると、ソラノヒトは元素名から名前を取っている、
と見られるそうです。即ち、ロン・マンガンフェルミはソラ出身ではないかと。
そして、カトーン町長の名前はロジ。だから冒頭の地図はソラ製?
まあ、マンガンはともかく、フェルミウムとかロジウムとか、そんなところの微妙な元素が
何故選ばれたのかが分からないから、確信の持てる仮説とは言えないんだけど、しかし納得はしてしまう。
 
 次回は「ほころび」……ダ・ジンがルージを襲う!?