千葉県北西部地震

 今日地震で目が覚めました。起きて最初にした事は、部屋の本棚を支える事。
 
 初期微動で目が覚めたんですが、それなりに大きい初期微動で、結構大きな地震なんじゃないかと
思いました。で、NHKを見たら、マグニチュード5.7、震源の深さは90km。
拍子抜けするほど大した事ない地震でした。いや、大した事ないって変ですが。
でも、震度5弱を広範囲で観測する地震にしては、マグニチュードが釣り合わない様な。
特に、震源の深さ90kmと言うのが驚きでした。そんなに深い地震で何故これだけ揺れるのか。
 因みに、後ほど足立区で震度5強が観測されていた事が明らかになり、
マグニチュード6.0、震源の深さ73kmに修正されました。これなら
小さいって気がしないな。まぁ、雰囲気の話だけど。
 
 さて、ほんとに僕が驚くほど小さい地震だったのか、気象庁震度データベース
確認してみる事にしました。同規模の地震(震度5強を観測)を検索してみると、
4月20日の福岡県西方沖地震の余震が深さ14km・M5.8で、4月11日の千葉県北東部の
地震が、深さ52km・M6.1だそうです。ああ、あったなぁこんな地震……。
どちらも、震度5強を広い範囲で観測していて、今日の地震より大きいです。
 前者は深さ14kmの直下型地震で、マグニチュードは小さいですが、今日の地震よりずっと揺れてます。
後者は今日の地震と似てて、震源が20km違う分震度5強の範囲も広くなってる感じ。
こうしてみると、今回の地震の規模は正に数字通りで、小さいなんて寝言だった事が分かりますねぇ。
マグニチュード6の地震でこれなんだから、マグニチュード7級の地震が浅いとこで起きたら……
大惨事ですね。恐ろしい。
 因みに、春日部は震度4でした。震源は丁度鎌取駅の辺りらしい。プレートの関係だと思うけど、
揺れてるのは東京の方。震度5エリアは神奈川と埼玉方面に大体等距離にあるんだけど、
草加市から春日部を飛び越えて宮代町が5弱揺れてる不思議。埼玉県北部はこういうこと多いな。
新潟県中越地震も、久喜だけ謎の震度5弱だったし。
 
 マグニチュード豆知識。マグニチュードが1上がると地震のエネルギーが32倍になるって
よく言いますね。あれ、正しくは10√10倍なんです。√10≒3.16なので、約32倍。
これってつまり、マグニチュードが2上がると丁度1000倍になる計算ですね。
でもこうやって説明すると、指数関数を知らない人がトンデモ計算をするから、
現実的にはこの説明は不可能。というか、そういう人はマグニチュードについて知らないかも?
中学校の理科で習うんだけどなぁ……。
 
↑追記:マグニチュードのキーワード内に書いてあった……。