東方地霊殿の音楽

どうも書くタイミングを失ったまま、こんな時期になってしまいました。地霊殿の音楽は、前半(体験版収録分)は永夜抄以上風神録未満という感触でしたが、後半の音楽はまたまたZUN節新境地という感じで、非常に気に入りました。



  • ハートフェルトファンシー
  • 少女さとり 〜 3rd eye

どちらも佳曲ですが、これからの名曲ラッシュを前にすれば、まだ序曲といった感じです。ハートフェルトファンシー聴いてると、自然にお燐の鳴き声が聞こえます。



  • 廃獄ララバイ

名曲その1! 3拍子、終始落ち着いた雰囲気の哀愁漂うメロディーがたまりません。哀愁という方面で攻めてきたZUN曲って初めて? 風の音を用いた、ステージとのシンクロ具合も素晴らしい。この曲に関しては、wav出力するときも1ループで充分かな。



  • 死体旅行 〜 Be of good cheer!

名曲その2! 今作品で一番のお気に入りだと思います。イントロのメロディーが耳に残って離れませんが、その後
怪しい雰囲気に持っていった後、もう一つ展開があるんですね。メロディーの良さはZUN曲の中でもかなり上位ではないかと思います。



6面道中といえば、質の高い小曲が来るのが定番。今回はなんと、5拍子→3拍子という、奇数拍子マニアが泣いて喜ぶ曲がやってきました。今回の6面はちょっとばかし長いので、一ループも長めです。



  • 霊知の太陽信仰 〜 Nuclear Fusion

名曲その3! 風神録の「神さびた古戦場」は非常にラスボスのカリスマあふれる曲でしたが、この曲はその方向性をぐっと推し進めた感じです。タイトルがニュークリアフュージョンしちゃってる通り、ZUN曲の中で1、2を争うほどハードでヘヴィな一曲。管楽器によるメロディとは別に、暴れまわるピアノがロックしてます。あ〜、この曲もかなりお気に入り。



  • ラストリモート

今回、舞台が冬なんですね。地下ではむしろ暑くてたまらなかった感じだったのに、エクストラでは一転。この曲はその冴え渡るような雰囲気が時期にぴったりですね。全体的にドラムが激しいです。



  • ハルトマンの妖怪少女

名曲その4! 8分の7拍子ですって。ただの8分の7拍子ではなく、テンポが速いから一度聴いただけじゃあわけがわからない。そんなわけで、耳から離れない曲です。変拍子マニア歓喜!! 紅魔郷妖々夢永夜抄と、編曲が大仰になっていって、そして風神録地霊殿と進むにつれ、曲のつくりが複雑になっていっている気がします。ZUN氏のさらなる進化に期待せずにはいられません。






地霊殿の音楽の特徴として、一ループが短いのが挙げられますね。一番長いラストリモートでも、2ループで6'21"。終盤の曲が軒並み6分前後だった風神録と対照的です。