東京ヤクルトスワローズ

最悪でした。首位打者・最高出塁率青木宣親打点王最多安打・打率2位のラミレス、本塁打2位・出塁率4位のガイエル、シーズン代打安打記録の真中満最多勝防御率2位のグライシンガー、奪三振3位の石井一久などを擁しながらいいところなく最下位。アホかってもんですよね。
しかしそれも、全く機能しない下位打線、固まらない捕手、期待外れの先発、全滅した中継ぎ・抑え、そしてロクでもない古田采配のせい。負けるべくして負けたんでしょう。古田捕手は、伊東捕手もそうですが、監督としては最悪だったということです。選手から即監督というのはもうやめるべきですね。
石井一久は、だんだん持ち直してきましたが、開幕当初は酷いもんでした。また、清水直行を凌駕する炎上振りを見せたのが石川雅規藤井秀悟は最初はただの負け運がついた投手でしたが、最終的には負け運に飲み込まれて炎上しました。高津臣吾は、防御率だけなら永川以下。花田真人は出た瞬間に逆転負けを覚悟。地味に悪い成績の遠藤政隆高井雄平が中継ぎの柱でした。
そしてそして、先発で結果を残したものの、抑えに回ってから恐ろしいほどの負けオーラを放ったのが館山昌平です。新監督はお願いだから館山を先発で使ってください。



そんな中、来季に期待を抱かせる部分も少しありました。真っ先に挙がるのはなんと言っても、センセーショナルなデビューを果たした、「打てる捕手」川本良平。次に、終盤にやっと怪我から復帰して、4番を務めた松元ユウイチ。序盤は自動アウトだったけれど、だんだん2番が板についてきた田中浩康。シーズン終盤に辛うじて復活して3連勝した川島亮(その後炎上したけど)。
来年、ラミレスは抜けてしまうかもしれませんが、どうでしょうね。外国人枠を考えれば、ラミレスが抜けても4人外国人がいるし、ゴンザレスを使うためには枠が足りません。ラミレスは2003年と今年はとてつもない成績を残しているんですが、その間の3年間は、併殺打製造機でファンとしては非常にもどかしい成績しか残していません。加えて、四球が選べません。来年も今年と同じような成績を残すとは全く考えられないので、強奪を受けても已む無しかと思います。グライシンガーだけは手放してはいけません。



新戦力に佐藤由規が入りました。増渕竜義は、開幕後はどうなるかと思いましたが、何とか初勝利を手に出来ました。まだ新人王の権利を持っています。今年泣かず飛ばずだった高市俊ですが、彼のいなくなった青学大は東都1部で秋季5位になってしまった通り、力はあるはず。監督及びヘッドコーチ(ここ重要)も代わったし、来季のヤクルトには期待してます! あとは社会人ドラフトですね。