夏の甲子園・決勝

二年連続で、決勝までテレビで見ることに。僕は「高校野球はプロに比べてヘタクソだから、見てもしょうがない」と口では言っているんだけど、なんだかんだやっぱり楽しみにしているんだなぁと確認させられる。




もちろん、カードによっては見なかったんだけど、まさかの公立での決勝進出となった佐賀北高、特に特徴ある投手二人が注目だったので、見ることを決意しました。馬場君の変則フォームをなるべく長く見たかったし、久保君が無失点をどれだけ続けるかも見たかった。


で、実際の試合経過は……非常に辛いものだった。一回こそ佐賀北が押していたけど、それ以降は延々広陵の攻撃……全体の8割くらいが広陵の攻撃の時間だったように思う。もちろん、佐賀北の投手が投げるのを長く見ていられるのは良いけれど。しかし、佐賀北がビハインドなのに更に延々と続くピンチは、心地よいものではなかった。馬場君は早々に降板しちゃうし。攻撃は、野村君の調子良すぎで点の入る気配微塵もなし……そして、その野村君によりついに久保君の無失点が止まってしまう!!




これはもう無理か……と思っていたら、8回裏に俄かに風向きが変わってきた……と思ったら、押し出しに満塁本塁打と、空想のような展開が待っていて、まさかの逆転勝ち!! 事実は小説よりも奇なんですね。
押し出しの判定に関しては、グレーだけど黒ではないと思う。それを言ったら、一日中ストライクゾーンは狭かった、と。佐賀北は7回までくるくる回っていたから、あまり微妙な判定ってのが野村君の投球にはなかったんだね(一回以来のピンチが八回だったわけで)。それに、押し出しが誤審まがいでも満塁本塁打は素晴らしい。
防御率0.00は逃したけど、久保君の粘りの投球&鉄壁の守備も素晴らしかった。「高校野球=得点は全てエラーから」というのが僕のイメージなわけだけど、この試合、エラーどころか、逆に好守で何度もピンチを凌いでたのがすごい。広陵は13残塁。この辺も、佐賀北の勝因なのかと思います。普通あんだけチャンスを逃し続けてたらすぐに流れが変わっちゃうもんだけど(2回表の広陵の攻撃もそれ)、いや、佐賀北の流れが来るのには時間かかったね。





堪えながら、最後に良い結末が待っていてよかった。明日から頑張ります。