続・高校野球

 (二時半頃)起きたら、春日部共栄埼玉栄に4-1で負けてました。しかも八回。
 
 え? なんでなんで!? 栄ってそんな強かった!? 浦学に勝ったから!?
8回に四点差は正直厳しい。今年の甲子園を前にして脱力するかと思った。
 
 というのも、春日部共栄は公立とは縁のない私学ではありますが、僕にとっては
地元の中の地元で(別に地元密着はしてないが)、幼少の頃から春日部共栄を傍にして育って来てるので、
物凄い愛着があるんです。高校受験のときは栄えある滑り止めの役を担ってくれましたし。
(ものすげー失礼な事言ってるwww)
 
 春日部共栄は5回戦(!)で滑川総合*1を相手に、九回に追いつき、十回に勝ち越して
大逆転勝利を挙げているんです。で、今回もその粘りを見せてくれるか!? と実況の人が言ってました。
 で、注目の9回表ですが、、先頭打者が凡退してこれまでかー、と思いました。
でも、その後四球安打四球(捕邪飛挟む)であれよあれよと二死満塁。
打順は四番・捕手・主将の逈岡(つるおか、と読みます)君に。最高の場面ですね。
と言っても、三点差ですから、ヒット打ってもまだ勝てないんです。だもんだから、
三番打者までとは雰囲気が変わり、悲壮感が消えて楽しんでいる表情に変わりました。
ここで終わっても仕方ない、と言う顔で打席に立つ逈岡君。
 
 そして、ツースリーから(確か)7球目、打った打球は大飛球となってライトの上を越えた!
ライトオーバーのスリーベース! 落ちた瞬間分かる走者一掃!!
この瞬間春日部共栄は同点に追いつき、更に二死三塁。この後五番の射手矢君が
勝ち越しタイムリーをライト線に放ち、見事三点差をひっくり返したのでした。
 九回裏はそれまで投げていた一年生の難波君に変わって三年の今井君がリリーフ。
見事抑え、埼玉県大会優勝は、九回大逆転で春日部共栄に決まったのでした。
 
 埼玉栄のピッチャー木村君は、勝利を目前にして四球で崩れてしまった感じです。
逈岡君はそれまでの打席は凡退してたんですが、ここ一番で最大の仕事をした訳です。
只の主将なんかじゃなく、真の大黒柱です。
 共栄は、準々決勝からずっと一年生・難波君(背番号19)が投げてました。
決勝ではさすがに打たれ、四点取られてしまった訳ですが、しかし県大会の上位対戦の中で
堂々の投球をしてました。ポーカーフェイスだし、スライダーにキレがあるし。
解説の人も、「彼がMVP」と褒めてました。これから二年間、彼がどんな投手に成長するか大期待です。
 
 それにしても、春日部共栄高校、夏の甲子園出場は、8年ぶり4回目だそうです。4回目は置いといて、
8年ぶり。前回はそんな前だったんですね……。前回は確か、中里(現中日)が二年で、
エース長峰が10番をつけて奮闘した年だった筈。その前が土肥投手を擁して準優勝。
土肥(土肥義弘)は巡り巡って今横浜で活躍してますが、長峰君はどうしてるんだろう……。
 
 とりあえず、前七戦中四度のコールド(後一戦、六点差で準コールド)を叩き出した打力と、
二度の逆転勝利を実現した粘り、そして、さり気ないけれど高校野球では最も重要な守備力で、
今年こそ埼玉県に真紅の優勝旗を持って帰ってきて貰いたいものです!
 
 
※ちなみに、負けてる共栄をみて最初に考えた事は、
「あちゃー。ブログに共栄が出場決定みたいな事書いちゃったよ。しくったなー」
でした。だってしょうがないじゃん! あれだけの雑感書くのに、参考でもと思って
2chのスレ見たら、みんな春日部共栄を仮ながら埼玉県代表にしてるんだもん!
 
※※土肥義弘投手、母校が甲子園進出を決めたその日に、巡り合わせか広島戦に登板。
しかし、四本の本塁打を浴びてKO。情けなや……。相変わらず巨人以外には弱い。
はっ!? もしやあれは母校への花火!!? (ないない)

*1:昨日「それなりに頑張った」とか書いちゃった……。忘れてた。共栄をかなり追い詰めたんですね。