今宵のプログレは、お嬢ちゃんのトラウマになるよ

 同人CDの紹介です。これ買ったの結構前(五月二日)なんだけどねー。
ブログ開設以来、書こうかなどうしようかなーと思いつつも書いてなかったんですが、
音楽レビュー第一歩として書いてみました。同人CDなので、在庫のあるうちに書かないと意味半減。
 
[ 月臥丘書寮 - 幻想千夜一夜 Live at 白玉楼スーパーアリーナ ]

炸裂するへヴィ・ギター・サウンド
一夜限りの幻想ライヴ!
今宵の速弾きは、
あなたのトラウマになる…

 東方シリーズに心酔し、東方シリーズの音楽をヘヴィローテーションとしている僕は、
当然の様に東方アレンジ曲も探し求めます。
なんだけど、同人アレンジCDって毒にも薬にもならない四つ打ち系のアレンジが多過ぎるんだよね。
はっきり言ってそういうのを聴くのはきつい。んで、毛色の違う紹介文があった……と言うのが↑アレ。
 
 ……見た目が地雷だ。へヴィ・ギター・サウンドに速弾きって。一体どこの北欧メロスピですか?
でもまあ、御伽の国の鬼が島も入ってるし、地雷でもいいかーと思って買いました。
 大当たりでした!メロスピ? 何それ? ジャンルは厳かなプログレッシブ・メタルです。
なんでもライナーノーツによると、ドリームシアターなんかとは全然違って、何でも80年代以降の
KING CRIMSONから連なる正しいプログレッシブロックの後継を意識しているそうな。
 
 内容は、複雑でテクニカルで、プログレッシブロックの流れを持ちつつも、
古さ(70年代風味)はなくて新しい音でしかも重い。って感じです。
この辺考えずに聴くだけの僕が書いた内容なんで微妙ですが。
選曲も素晴らしい。ブクレシュティの人形師とか。
先述した御伽の国の鬼が島はアンコールと言う位置付けですが、このCDのハイライトでもありますよ。
原曲の良さを殺さず、非常に上手い具合にプログレッシブ・ロックに消化(昇華?)してると思います。
 
 東方好きでもそうでなくても、興味を持った人、まだとらのあなに在庫があるようなので、
良かったらどうぞ。のサークルの紹介ページ内にデモもあります。
(これ、僕が買ったときにはなかったんですよ……だから地雷に見えた)

 
 
 余談。このCDのライナーノーツで紹介されてたCynicとかGordian Knotなど、
僕にとって正に「プログレ新地平」って感じで、そう言った意味で僕にとって、
このCDの意義は大きいです。何より、未だ一番のヘヴィローテーションですよ?
 
 
 余談2。GoogleでこのCDのレビューを探してたんですが、長らく見つかんなかったんです。
で、今日書くに当たってもう一度探してみたら、初めて発見しました。それが↓のサイト。
Livin' on the Edge of Sanity
こちらの方は僕みたいなインドア派(前向きな表現)と違ってバリバリ楽器に触れているようなので、
曲の内容に突っ込んだレビューを見る事が出来ます。