百合姫Wildrose Vol.3
僕は絵柄重視で、いわゆる女性向け絵柄って非常に苦手です。なので、女性向け絵柄（と僕が判断する作品）が半数以上を占めるこの一冊、本来ならイマイチと評するべきなんですが。
三国ハヂメ「ねてもさめても」の20ページ＋ピンナップ1ページがあるだけでもう満点です。890円どころか1000円だってお釣りが来ると判断することでしょう。
それほどまでに、「ねてもさめても」はもうとんでもなく素晴らしい作品でした。主人公が最初にヒロインを押し倒したあたりもう、後半の本番（という表現は正しいのか？笑）と同等レベルに琴線にくるシーンです。ラストの学校でのコマも大好きですね。重ねて言いますが、この20ページがあるだけで890円払った価値は大いにあった。
ほか、いづみやおとは「オトナとコドモと」は絵柄がキャッチーでなかなかでした。一方、読む気すらしなかった作品もありましたが、ジャンルの特性上仕方ないとも言える。というか、女性が読んだら僕と読む作品がひっくり返ったりするんだろうか？
