仮面のメイドガイ 第一話「はじめましてだ、ご主人!」

これはすごい。衝撃的なほどに面白かった。
まさかこれほどとは思っていなかった。見る気になって本当によかったと思う。




もーなにより、話に文句なしです。テンポがよくてめちゃくちゃ面白い。そして、コガラシの事に触れる前に、なえかのぶっ飛びっぷりに対して感動しなければならない。初見は常識人の美少女なのにあの家……あの暴走……とてつもない。なえかを前にしてはコガラシもそこまで枠を飛び出したキャラには見えない。竹刀が似合うし、かわいいし、良いヒロインです。
声も非常に魅力的でした。ゼノグラシアの春香役だった井口裕香さんです。快活な雰囲気・そしてしゃべり倒しがすごかった。貫禄のある演技にさえ聞こえてしまいました。




コガラシが予想以上にちゃんとメイドしててむしろ笑いました。コガラシのことを触れるにあたって中の人を無視するわけにはいきませんよね、ハクオロ役の小山力也さんでございます。「あの落ち着き払ったおと〜さんがこんな変態大人に……」と誰もが思わずにはいられない起用。絶対音響スタッフは狙ったはずです。
しかし、発声方法は全然違いました。というか、ハクオロさんの声で喋ってたら不自然極まりないですが。凶悪で無遠慮でとても良い声でした(笑)。この声聴きたさに視聴した甲斐があったというものです。




脇役も魅力的でしたね。フブキは、仕事もできるし、怒ったら恐いという実に正統派(笑)メイドだし、幸助には阪口大助の声がピッタリです。さすが阪口大助。お爺さんも、登場時だけは随分めちゃくちゃな金持ちキャラだったのを除けば、孫を溺愛するいい男じゃないですか。






そして、OP・EDがいいですね。OPはKOTOKO、作曲は「七転八起☆至上主義!」と同じく、C.G mixさんです。ハヤテ見てて思ったんですが、メジャーでのKOTOKOにはC.G mixさんの曲が非常に合ってるように思います。
EDは福山芳樹で、ガチガチのヘビメタ(敢えてこう呼ぶ)でした。この曲、僕はPRETTY MAIDSに似てると思ったんですが、偶然ですか? コーラスとか、あと福山さんの声(特に高いところ)がロニー・アトキンスに似てるのもあると思う。ギターリフが綺麗だったり、突然シンフォニックになったり、コーラスがキャッチーだったり、間違いなく、ジャーマンメタルの亜種としての北欧メタルっぽい雰囲気の名曲で、だからやっぱり「ヘビメタ」と呼ぶのが適切な名曲だと思う。







とにかく、いくら褒めても褒め足りないくらいよいアニメでした。製作会社に感謝。