割引とポイント還元

最近、いかにモノを安く買うかばかり考えています。どういうことかというと、ポイント還元のことばかり考えているのです。最近じゃないですね、去年くらいから。
で、「○○%ポイント還元」というのを、今までは大雑把に「○○%引き」みたいに解釈していたのですが、もっとちゃんと考えてみることにしました。というのも、ポイントを使ってモノを買った場合、その分にはポイントがつかないからです*1



10%ポイント還元と1割引では、どのくらい違うのか? これを、1000円を基準に考えてみます。

1. ポイント還元
1000円買ったら100ポイントもらえる、即ち、1000円で1100円のものが買える。
2. 割引
1000円のものが900円で買える。

このままだと基準が違ってわかりにくい。そこで、「1000円で○○円のものが買える」に統一すると、

2. 割引
一割引した結果ちょうど1000円になるのは、1111.11...円(1111.11...×0.9 = 1000)。即ち、1000円で1111.11...円のものが買える。

というわけで、11.11...円分だけ、ポイント還元よりも直接割引した方が特だということになります。
それでは、ポイント還元の実質割引率ってどうなのか? これはつまり、1100円が割引により1000円になるわけなので、

1000÷1100 = 0.9090...

というわけで、10%還元=9.1%割引ということになりました。こっちの方が直截的でいくら安くなってるのかわかりやすいです。これでいくと、「20%ポイント還元」は、実質16.66...%割引ということになります。数字が大きくなると、実際の割引額との差が大きくなってくる。




まとめて、これらの値引きを「10/10の価格で買える」と表せるようにすると、割引の場合

・1割引
10/10  →(割引)→  9/10の価格で買える

と、分子が減るのに対し、ポイント還元では

・10%還元
10/10  →(ポイント還元)→  10/11の価格で買える

と、分母が増えることで安くなっている訳です。



今日考えたことをしっかり噛み締めて、「安く買えるものは安く」買っていきたいです。

・複合問題
amazonでは、「最初から値引きのある商品」に、「amazonクレジットカードによる2%のポイント還元(カードポイント)」を併用させることが出来ます。例えば、「CLANNADサウンドトラック」は、今日の時点で8%引きで売ってますが、これに2%のカードポイントを付けることが出来るわけです。
これにより、10%ポイント還元よりも安く買うことが出来るのですが、この「8%引き+2%還元」というのは、実質的にはどのくらい値引きされているのか??

答えはここ*2

*1:買い物全体にポイントがつかなくなるとか言うセコい方式もありますが

*2:1 - 92/102 = 0.098 というわけで、9.8%引き。ほぼ10%だね